
十七 水仙 徒者ぶき│「四季の花」冬之部・壹, 芸艸堂, 明治41年
蓮蓬草あるいは橐吾(たくご)は、キク科、ツワブキ属の常緑多年草、ツワブキ(石蕗、艶蕗、大呉風草)、学名Farfugium japonicum(L.f.) Kitam.(=Lingularia tussilaginea Makino)の全草から得られる生薬である。薬性は辛、甘、微苦、凉、効能は清熱解毒、止血、消腫である。ツワブキはピロリジン型アルカロイドのセンキルキンの他、ヘキセナール、タンニン等を含有し、本邦でも民間薬として根茎や葉を食中毒、下痢、皮膚炎や打撲に煎服あるいは外用で用いた。ツワブキの花期は10~12月で茎上部に散房状の黄色花を咲かせる。「石蕗花」(つはのはな)は冬の季語である。

一切の魚の中毒を解す鰹河の毒に中たるに最良なり│多紀元悳著「廣惠濟急方」巻下・中魚介禽獸肉毒, 東都書肆, 寛政二
咲くべくもおもはであるを石蕗花 與謝蕪村

蓮華王院 三十三間堂・京都の境内にて